ダイエットの際に注意したい“過食症”と“サルコペニア肥満”

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ダイエットの際に注意したい“過食症”と“サルコペニア肥満”

ダイエットの際に注意したい“過食症”と“サルコペニア肥満”

痩せてキレイになりたいと願うのはとても良いことです。その人がそれによって幸せを感じたり、充実した毎日が過ごせるようになるダイエットであればどんどん行うべきでしょう。

しかし、間違ったダイエットを行うことで身体の不調や精神的なダメージが起こるようであればおすすめできません。

ダイエット中のトラブルでよく聞かれるのが「過食症」ではないでしょうか?最近では「サルコペニア肥満」も問題になっています。

どちらも深刻な病気とされています。そこで、それぞれの特徴や原因、対処法などをお伝えしていきます。皆さんも参考にして、思い当たることがあればぜひ気をつけるようにしてください。

 

【過食症とは?】

単純に「過食症とは食べ過ぎること」と認識するのは誤りです。ただの食べ過ぎとは違って、その原因に大きな問題があります。

例えば、気分の落ち込みが激しかったり、強い不安感や自己嫌悪など、知らず知らずのうちに心のバランスが崩れた際に、過食症になってしまいます。

また、ただの食べ過ぎだとカロリーオーバーで肥満体になってしまうのに対して、多くの過食症の人の体重は標準体重前後という違いがあります。

 

◇過食症の原因と症状

まず、過食症が起こるのは、主にストレスが原因とされています。

とくに現代社会にはストレスが多く、職場や友人などの人間関係や家族の問題、学校でのいじめトラブルなど様々です。恋愛においてもうまくいかない場合には強いストレスになります。

過食症はストレスだけでなく、無理なダイエットも原因の1つと言われています。以上を考えると、誰でも過食症になる可能性はあるのです。

過食症の症状としては、食欲をコントロールできなかったりイライラのストレスが原因で、人が見ていないところで食べては吐くを繰り返したり、過食のみを繰り返すパターンもあります。食べることに異常な執着心があり、その時は満足するものの後から罪悪感に苛まれたり、太ることに対して恐怖を感じて大量の下剤を服用してしまう人もいるようです。

やはりこれが続くと、うつ病など心の問題や健康不調、その他にも身体へ悪影響があります。その例を見ていくと...。

・精神面・・・情緒不安定や気分障害、また不安障害などの精神疾患が起こることでアルコール依存や薬物依存に陥り、最悪の場合は自殺に至る場合もある

・健康面・・・便秘、冷え、むくみ、無月経、貧血、低血圧、腎機能障害などが起こる

・歯への悪影響・・・嘔吐の繰り返しにより胃酸で歯を弱くし、虫歯の増加、歯の変色、変形が起こる

 

◇なぜ過食症になると嘔吐などを繰り返すの?

過食症によく見られるのが食べて吐くを繰り返す行為ですが、これを「自己誘発性嘔吐」と言います。

食べ過ぎると太ってしまうので、口の中に指を突っ込んで吐き出して太らないようにしているのです。手に吐きだこができることがあるのも特徴の1つです。

もう1つ「代償行動」といって、食べ過ぎて太るのを防ぐために下剤や利尿薬を使って排出する行為があります。薬の使い過ぎであまり効き目がなくなると、使用量が倍増することもあります。

 

◇治療法は?

過食症は、単にダイエットが原因のトラブルではない、身体だけではなく心のケアが必要になる深刻な病気です。

まずは、過食症の人の多くが完璧主義だったり、自己評価が低い傾向にあり、これがもとでどんどん悪循環が起こり、やがて過食症にたどり着いてしまいます。

ですから、「認知行動療法」や「対人関係療法」など、自制できるようになるような治療を行います。

とくに特効薬というものはなく、薬だけでの治療は難しいとされ、中には精神疾患を伴ったケースもあり、その場合は抗精神病薬などを用いた治療を行うこともあります。

とにかく過食症にならないようにするためにも、日頃からできるだけストレスを溜めないようにしたり、間違ったダイエットを行わないことが大事で、不調を感じたらすぐに病院にかかるなど早期発見と早期治療が大切です。

 

【サルコペニア肥満(加齢性筋肉減弱症)とは?】

過食症に比べあまり知られていないのがサルコペニア肥満です。加齢性筋肉減弱症とも言われることから、高齢者が発症しやすい肥満と思われますが、実はそうではなく若い人でも間違ったダイエットを行うことで起こり得る病気です。

そもそもサルコペニア(sarcopenia)とは、筋肉が減っていく老化現象のことで、筋肉量が減っていくことと肥満が重なった状態です。

私たちが認識している肥満とは違ってもっと深刻で、生活習慣病になりやすく、歩行能力まで低下、最悪の場合は寝たきり状態になったり、命を落としてしまう病気にも見舞われるかもしれないのです。

 

◇「メタボ」とどう違うの?

現代人に多く、社会問題となっているのが「メタボリックシンドローム」いわゆるメタボです。こちらも生活習慣病のリスクを高めると言われていますが、サルコペニア肥満とどのように違うのでしょうか?

解りやすく説明すると、メタボリックシンドロームは「内臓脂肪型肥満&高血糖・脂質異常・高血圧」、サルコペニア肥満は「肥満&筋肉量の低下」となります。

もちろんどちらも深刻な問題には変わりないのですが、若年層の筋肉量不足が年々広がっているという点では、サルコペニア肥満の予防にも力を入れる必要があると言えます。

 

◇サルコペニア肥満の原因は間違ったダイエット

今や小学生の子供たちの運動能力が低下していることなども問題視されていますが、交通機関の利便性の向上や忙しい現代社会に問題があるのでしょうか?男女ともに歩行が減少していると言われています。こうなると活動量が減り、肥満が増加してしまうのは当たり前です。とくに男性の肥満が増加しているそうです。

それでは、一方の女性はどうでしょうか?同じく歩くことは減っているのですが、肥満も減少しています。これは多くの女性がダイエットを意識しているので、そのぶん食事量が減っていることが理由として考えられます。肥満が減っているのは良いことなのでは?と思われますが、そうではありません。食事を減らすダイエットは筋肉量の低下を招き、将来的にサルコペニア肥満になってしまうことが心配されるからです。運動もせず体重ばかりを気にした間違ったダイエットを行っていると、脂肪の蓄積ばかりを進行させて筋肉量を低下させてしまう、将来の肥満体質を作っていると言えます。

 

◇筋肉量をチェックしてみよう!

年齢とともに体力が落ち、筋肉量が低下しているのもある程度年齢がいくと自覚できるようになるものですが、実はこの筋肉量の低下は、すでに25歳から始まっているのです。

それもストップすることなく減り続けていく一方です。運動を行うことで減り具合を緩やかにすることができるのですが、一切何も行わずにダイエットのためにとカロリーばかりを気にして食事制限だけを行っていると、筋肉量の低下に拍車をかけ、サルコペニア肥満に向かって一直線となってしまうことでしょう。心当たりがある皆さんは、早めに対処しましょう。

とその前に、あなたの今の筋肉量を簡単に知る方法があるのでチェックしてみましょう!

『椅子に座った状態から片足立ちできますか?』

いかがでしたか?20歳代の人で片足立ちができなかった場合はかなり深刻です。30歳代までで立ちあがれなかった人は、筋肉が不足し始めています。このままだと、80歳代では自力で立ち上がることができない可能性が高いです。

寝たきりになる可能性があると聞いてもまだ間違ったダイエットを続けますか?すぐに改善して筋肉量の低下を防ぐ運動習慣をつけましょう。まさに肥満だけの問題ではないのです。

 

◇サルコペニア肥満にならないためのダイエット法

サルコペニア肥満にならないためには、食事制限ばかりに一生懸命になるのではなく運動を取り入れたダイエットが大切であることがわかりました。

とくにレジスタンス運動といわれる、無酸素運動「スクワットや腕立てふせなどの筋トレ」が有効ですからすぐに始めましょう。

ここで大切なのが、ケガのもとにならないように負荷がかかり過ぎないようにすることと、正しい姿勢で行うことです。さらにゆっくり行った方が適度に筋肉に負荷をかけることができるので効果大です。

また、筋肉をキープするためにとやみくもに筋トレを行うのではなく、筋肉を休ませる日を作ってあげることも大事です。そうすることで、レジスタンス運動によりダメージを受けた筋肉の修復に役立ち、さらに太い筋肉の形成につながる「超回復」が可能になります。

 

◇たんぱく質(アミノ酸)の摂取

普段からダイエットの効率を上げるためにも、筋肉量を増やして代謝を高めるたんぱく質の摂取が大切と言われています。このたんぱく質を構成するアミノ酸をバランス良く摂ることで筋肉量を保ち、サルコペニアの予防にもなります。とくにおすすめしたい食品は、低カロリーで良質なたんぱく質を多く含むコチラの食品です。

(どれも、食べ物に含まれるたんぱく質と必須アミノ酸がバランスよく含まれているかを数字で表した“アミノ酸スコア”が100とされるものです。)

・卵1コ60g(91kcal)・・・ビタミンC以外の栄養素を全て含んでいる、完全栄養食品

・鶏ささみ1本43g(45kcal)・・・低脂質でアミノ酸バランスが良く、ダイエットに役立つビタミンB群を豊富に含む

・アジ1尾54g(65kcal)・・・中性脂肪の低下を促進させるDHAやEPA、ダイエット中に不足しやすい鉄分を多く含み、貧血予防や成人病予防などにも有効

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